3Tohei's Lonely Hearts Hatena BLOG

超中学生級の能力を誇るサラリーマン研究者の脳からだだ漏れしてきた呻き声を記録したログデータです

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彼らの国と、僕

「どのみち、私たちは異国人ですね。女性は女性であるがゆえに、男性が自ら宣言したこの社会の規範から除外され、遊離しています。この社会では人間は男(マン)と称し、尊敬すべき唯一の神は男性で、唯一の方向は上昇なのです。そうです。それは彼らの国なのです。」


高橋源一郎さん「メイキングオブ『悪と戦う』より「左利きの卒業式祝辞」 - Togetterまとめ

 

昔僕が「異邦人たち」という名のマンガを書き始めようと思ったときに、描こうというものは、こういう話だった。・・・まあ結局、そんな小難しい事は描けなかったわけだが。

「俺」は縄張りを維持する戦いをのぞむ

「私」は共同体を正当化する

「僕」は人目を避けながら小さくつぶやく

年を取って長いものに巻かれるようになった僕が、生活を人質に取られて口にする勇気のなくなった事。

曖昧模糊として、論理的でない事。

王様の耳がロバの耳だと井戸に向かって叫ぶ行為。

 

逆らうという行為の意味を忘れる前に、メモだけは取っておこうと思う。