中2、高2、大2、社2、人2病。
友人の結婚式の帰り、酔って自転車に乗った僕は、Row, row, row your boat,…と歌を歌い続けて帰ってきた。
結局、僕が、この僕が本当に知りたかった問いは、きっと一つしかない。
我々は何者なのか、どこから来て、どこへ行くのか。
それ以外の問いは、所詮は自分の賢さを自慢したいがゆえのスポーツ的な好奇心の問いだったり,金銭と交換するための実用的な問いでしかない。
僕の人生で、この問いに近づいたことは二回しかない。あるいは二回あるというべきか。
一つは、全力でマンガを書いていた時。
もう一つは,博士論文のテーマとして選んだ研究をしていた時。
だが、どちらも、その価値を誰かに分かってもらおうと、価値を金銭に変えようと言う下衆な想いが混じったときに、それは不器用な僕の手からすり抜けて、幻と消えてしまったのかもしれない。あるいは、はじめから幻だったのかもしれない。
誰とも交換できない答えを追いかけられるような、恋いこがれるような、あの想いはなんと言うのだろうか。「それ」を失った今は、もう、ルーチンワークしか無い。一日一日を愛する妻のために消耗し続ける。いや、それだって、幸福すぎるほどに幸福なのだ。なんの文句があろうか。
だが。
Row, row, row your boat,
Gently down the stream.
Merrily, merrily, merrily, merrily,
Life is but a dream.
スタートレック5でスポックは問いかけた。人生は夢なのでしょうか?と
https://www.youtube.com/watch?v=mpxRS8GORmk
どうなんだろうか。
とりあえず、寝よう。